ウエディングケーキ
新郎新婦の初めての共同作業としておこなわれる「ケーキ入刀」のイベントで使われるケーキです。実際に食べることができるケーキや、ケーキ入刀用だけのイミテーションケーキもあります。
ウエディングケーキは、自社の調理師やパティシエが制作する場合と、提携しているケーキショップが制作する場合があり、勤務する結婚式場、ホテルによって営業体制が異なります。
新郎新婦からのオリジナル・ウエディングケーキをオーダーされることも少なく無く、パティシエのデザイン力や技術力なども営業力として重要です。
ウエディングケーキのはじまり
パンやビスケットから始まり、現在のウエディングケーキに最も近いかたちで始まったのは18世紀のイギリスから。
ラム酒に数ヶ月漬け込んで、熟成されたフルーツをたっぷりと入れて焼かれたフルーツケーキをマジパンなどで覆い、シュガーペーストでレースのように装飾したシュガーケーキでした。
ウエディングケーキの由来
諸説ありますが、一般的には以下の2つが挙げられます。
1.古代ローマ時代に、ビスケットを粉々に砕いて花嫁の頭上にばら撒き、収穫や子孫繁栄を願い、ゲストがばら撒かれたビスケットを食べることで幸せを分かち合った儀式から。
2.ギリシャ神話で愛し合うふたりが1つのパンを分けて永遠の愛を誓ったエピソードから。
ウエディングケーキを使ったの演出
1.ファーストバイト
カットしたケーキを新郎から新婦へ、または新婦から新郎へケーキを食べさせるイベントです。
2.ラストバイト
ご両親が新郎新婦にケーキを食べさせるイベントです。
3.サンクスバイト
新郎新婦が、ご両親やお世話になった人へケーキを食べさせてあげるイベントです。
4.ケーキサーブ
ゲストがケーキの前に並び、新郎新婦がケーキをカットしてゲストへケーキを分けるイベントです。幸せのおすそ分けといった意味があります。