チュールレース
チュールレースとは、チュール生地の上から編みレースと刺繍レースをしたものです。チュールレースには、区限刺繍、自由刺繍、アップリケの3種があります。
チュールとは、六角形(亀甲型)・菱形の細かい網目模様をした薄手の生地のことで、チュールレースは、絹、綿、ナイロンなどの生地を用いてラッセル編機でレースを織りあげ、チュール地の網目を拾って刺繍します。
18世紀、機械編み機の登場によって、チュールレースの技術が進歩すると共に刺繍も施されるようになりました。チュールの名前はパリ郊外のチュール市から取られています。