真珠

真珠とは、パールとも呼ばれ、貝類の殻の中にできる光沢のある玉のことです。指輪やネックレス、ティアラなどの装飾品に使われます。

貝殻成分を分泌する外套膜（がいとうまく）が、貝の体内に偶然に入りこむことで天然真珠が作られます。つまり成分は貝殻と同じです。

アコヤ貝を使って人工的に作る養殖が一番ポピュラーで、核をアコヤ貝の体内に外套膜と一緒に挿入し、真珠層（炭酸カルシウム主成分の光沢物質）を形成させています。

真珠の種類・本真珠本来はアワビの内部に形成される天然真珠の事を指します。
現在はアコヤ貝の真珠や淡水真珠も含めて本真珠といっています。これは、貝パール等のイミテーションではないという意味です。

【主なパールの種類】

黒蝶真珠（黒真珠）
黒蝶貝（クロチョウガイ）から産する真珠。

南洋真珠
白蝶貝（シロチョウガイ）から産する真珠。

マベ真珠
マベ貝から産する真珠。

淡水パール
イケチョウガイやカラス貝等の淡水生の貝の中に出来る真珠。

コンクパール
巻貝であるピンク貝から産する真珠。珊瑚のようなピンク色（他に白、黄、茶などもある）をしており、火焔模様が見られるのが特徴。ピンク貝は巻貝で人工的に核を挿入することができないのでほとんどが天然の真珠です。

模造真珠プラスチックパール
真珠を模したプラスチック球や貝パール（養殖真珠の核に人工的に真珠色の塗装を施したもの）による模造のパールです。