レッグ・オブ・マトンスリーブ
レッグ・オブ・マトンスリーブとは、肩口部分だけ膨らみ、肘か上腕部の下で絞られて、手首に向かって細くタイトになっている長袖のことです。
アームホールに、ギャザーやタックを寄せて膨らみを持たせた袖山、もしくは、半袖のパフスリーブに、腕にフィットしたタイトスリーブをあわせます。
レッグ・オブ・マトンスリーブは、「羊の脚型の袖」で、袖のシルエットが羊の脚の形に似ていることからきています。フランス語では、マンシュ・ア・ジゴといいます。ジゴは羊の足、マンシュは袖の意味になり、日本ではジゴ袖ともいいます。
レッグ・オブ・マトンスリーブは、中世に肩の部分に詰物をして高く膨らませた袖が起源となり、日本では1990年代のウエディングドレスによく用いられました。現在では、メイド服と呼ばれるコスチュームファッションによく使用されています。