ウエディングプランナーになるには資格が必要? オススメの資格

「ウエディングプランナーとして転職するには資格が必要ですか?」「どんな資格がオススメですか?」とよく質問されます。
資格の内容や、お薦めの資格など、ウエディングプランナーの資格について詳しく解説いたします。
ウエディングプランナーになるには資格が必要?
美容師は仕事をするためには国家資格が必要ですが、ウエディングプランナーの仕事に資格は必要ありません。
また、ウエディングプランナーは知識より、実務経験が重視される仕事のため、就職・転職に資格の有無はあまり重視されません。
それでも資格を取得した方が良いケースがありますので、これから説明いたします。
まず、社会人として営業や接客、サービス業の経験があり、ウエディングプランナーになりたい方は何の問題もありません。即、求人に応募してください。
ウエディングプランナーになった後でもスキルアップや独立を目的として、資格を取得することはできます。
ウエディングプランナーの資格取得をお薦めする人
ウエディングプランナーになるために資格は必要ありませんが、以下の人は資格取得をお薦めいたします。
営業・接客業が未経験の社会人
「事務職しか経験が無いけど、人と話すのが好き、接客もあまり苦にならない、ウエディングプランナーになりたい」という方は資格取得をお薦めします。
例えば、大学卒でブライダル業界未経験の二人から求人に応募がありました。
ひとりは「営業3年」、もうひとりは「事務職5年」です。
書類選考を通過するのは、前者の「営業3年」の人でしょう。
しかし、事務職5年でもウエディングプランナーの資格を持っていれば、書類選考を通過する可能性が高くなります。
つまり、異業種から転職する人にとって、ウエディングプランナーの資格は書類選考を通過するため、面接に行くためのパスポートと考えてください。
また、資格取得のために勉強することで、ウエディングプランナーの仕事内容や、自分が本当にウエディングプランナーに向いているのかを知ることもできます。
海外ウエディングのプランナーを目指す人
日本で実施されているウエディングプランナー資格の多くが、海外の団体・協会が母体となっています。
日本の専門学校では学ぶ機会が少ない、海外ウエディングのサービスや習慣などを学ぶこともできます。
資格によっては海外でも通用する資格があるので、海外のウエディングプランナーを目指している方にはお薦めです。
独立、起業をお考えの人
将来、独立してウエディング プロデュース会社や、1.5次会・2次会をプロデュースする会社の起業をお考えの方には、肩書(資格)が役に立つ事もあります。
また、資格を取得することで会員に登録され、海外ウエディングに関するサービスの販売や、独立を支援する資格もあります。
ウエディングプランナーとして働きながら資格を取得するのは大変ですが、比較的短期間で取得できる資格が多いため、働きながらの資格取得は難しくはありません。
ウエディングプランナーの資格は全て民間資格です
ウエディングプランナーの資格は全て民間資格となります。
2016年に新しく内閣府が認可した職業技能振興会と共催するウエディングプランナーの資格もできましたが、基本的に民間資格は社会的な信頼度があまり高くはありません。
もし、就職・転職に資格を活用したいのであれば、ブライダル業界でも有名な資格を取得する必要があります。
ウエディングプランナーの資格とお薦め資格
国内で実施されているウエディングプランナーの資格は7つあります。
それぞれの資格の特徴や、資格をお薦めするタイプを紹介します。
ABC協会認定 ブライダルプランナー検定
オススメ:★★★★★
アメリカの大手ABC協会(全米ブライダルコンサルタント協会)が実施している資格です。
ウエディングプランナーの資格では一番のお薦めですが、資格と認められるのは1級、2級の資格以上となります。
上級レベルの受験には実務経験が必要となります。会員となるとさまざまな支援や特典を受けることもできます。
この資格がお薦めの方
- 異業種からウエディングプランナーへ転職する方
- スキルアップ、キャリアップを目指す方
- 海外ウエディングのプランナーを目指す方
- 独立を考えている方
IWPAウエディングプランナー
オススメ:★★★★
英国の国際ウェディングプランナー協会が母体となっており、日本の結婚式だけではなく、英国のウエディングについての資格も設けられています。資格取得の費用が高額です。
2016年より内閣府が認可した一般財団法人職業技能振興会と提携した資格試験もおこなっています。
ABC協会同様に、会員は独立の支援や、特典を受けることができます。
この資格がお薦めの方
- 異業種からウエディングプランナーへ転職する方
- スキルアップ、キャリアップを目指す方
- 海外ウエディングのプランナーを目指す方
- 独立を考えている方
BIA ブライダル コーディネーター
オススメ:★★★
公益社団法人日本ブライダル文化振興協会が実施している資格です。
多くの大学、専門学校と連携しており、BIAの資格を取得できる大学、専門学校も多くあります。
この資格がお薦めの方
- 異業種からウエディングプランナーへ転職する方
- スキルアップ、キャリアップを目指す方
- 海外ウエディングのプランナーを目指す方
- 独立を考えている方
WBJ認定ウエディングプランナー
オススメ:★★
アメリカの「ウエディングス ビューティフル ワールドワイド(WBW)」が母体となっている日本支部が実施している資格です。
講座と受験がセットとなっており、初級は通信講座での受講、試験となります。
この資格がお薦めの方
- ウエディングプランナーの仕事を知りたい方、自分がプランナーに向いているかを知りたい方
- 海外ウエディングのプランナーを目指す方
- 独立を考えている方
ウエディングプランナー資格 検定
オススメ:★★
内閣府が認可している一般財団法人職業技能振興会とIWPA国際ウエディングプランナー協会の共催で実施されており、2016年から設けられたため認知度は低い資格です。
この資格がお薦めの方
- ウエディングプランナーの仕事を知りたい方、自分がプランナーに向いているかを知りたい方
ウエディングプランナー資格
オススメ:★
日本能力開発推進協会が実施する資格で、通信によるカリキュラムと試験で資格を取得できます。
この資格がお薦めの方
- ウエディングプランナーの仕事を知りたい方、自分がプランナーに向いているかを知りたい方
IFDA認定 ウェディングプロデューサー資格
オススメ:★
日本人フラワーデザイナーがニューヨークで開校したスクールが認定している資格です。
主に海外ウエディングを目的とした資格で、国内でのIFDAの認知度は低いため、国内でウエディングプランナーを目指す方にはあまりお薦めしません。
この資格がお薦めの方
- 海外ウエディングのプランナーを目指す方
以上7つの資格をご紹介しました。
オススメの評価については辛口で評価しております。資格取得の目的によって評価は違ってきますので、あくまでも目安として参考にしてください。
ウエディングプランナーになるための資格 まとめ
ウエディングプランナーの資格について参考になりましたか?資格取得のポイントをまとめます。
- 資格より実務経験が重視されるので、就職・転職には資格の有無はあまり重視されません。
- 就職・転職の場合、資格は書類選考を通過するためのパスポートと考える。
- ウエディングプランナーの資格は全て民間資格、取得するなら業界でも有名な資格の方が良い。
- 将来、独立してフリーや、起業する人への特典や、支援をおこなう資格もあります。
- 海外でも通用する資格があるので、海外ウエディングのプランナーを目指す方にはお薦めです。

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