ウエディングプランナーになる5つの方法
ウエディングプランナーになった人達は、下記5つのいずれかの方法でウエディングプランナーになっています。
企業の採用基準は、複雑な婚礼サービスを理解している方、または経験者を重視して採用する企業と、婚礼サービスは会社によって違うため、ブライダル業界未経験でもプランナーの素質がある方を採用する企業に別れます。
大企業、有名企業は短大・大学卒の方を優先的に採用する傾向にあります。
専門学校からウエディングプランナーへ
昔は、観光・ホテル系、サービス系の専門学校でブライダルについて学んでいましたが、最近はウエディングプランナーに特化した専門学校も増えてききました。
また、ファッション、美容の専門学校でもウエディングプランナーのコースを設けている専門学校が増えているので、どの都道府県にお住まいでもウエディングプランナーについては学びやすくなっています。
専門学校で学ぶメリット
ブライダルについて学べるカリキュラム、実習、設備などが充実している専門学校にはいろいろなメリットがあります。
結婚式の幅広い知識を基礎からしっかり学べる
キリスト教式、神前式、人前式など複雑な結婚式のサービスを基礎からしっかりと学ぶことができます。
ブライダルの業務を幅広く学ぶことができるので、当初はウエディングプランナーを目指していたが、ウエディングドレスについて学んでいるとドレスに強い興味が湧き、ドレススタッフとして就職したケースも少なくありません。
幅広い知識と応用が身に付くので、ホテルや結婚式場、プロデュース会社など、就職先の選択肢も広がります。
実践的な実習や研修が充実している
チャペルや神殿、ドレスサロン、披露宴会場など、本格的な実習設備が整えられており、実践的な実習を体験できるのは専門学校ならではの魅力です。
実際に結婚式場、披露宴会場としても運営している専門学校や、在学中に本物の結婚式をプロデュースする専門学校もあります。
また、ほとんどの専門学校にはインターンシップや研修制度が用意されているので、提携先の結婚式場で実際の業務を体験することもできます。
在学中に実践的な知識を習得しながら、結婚式の緊張感や感動を体験できるのはとても大きなメリットです。
実際のドレスやティアラ、ブーケなどを取り扱える
職場の先輩プランナーから見て、専門学校卒の新人プランナーはウエディングドレスやブーケなどの取り扱いが手慣れていてスムーズです。
専門学校ではブライダル業務全般を習うので、ウエディングドレスやフラワー、ティアラなどのアイテムの取り扱いも授業でしっかりと学びます。
こういった基本がしっかりとマスターできていれば、就職先でも即戦力としてスムーズに職場に慣れていくことができます。
就職、資格取得のサポートが手厚い
認可された専門学校は、生徒と企業を仲介することが許可されています。
就職率の高さは生徒募集のアピールとなるので、生徒ひとりひとり手厚く就職をサポートしています。中には卒業後の転職活動もサポートする専門学校もあります。
ウエディングプランナーは資格が重視される職業ではありませんが、在学中にできるだけ多くの資格を取得できるようにサポートしてくれます。
資格を取得することで結婚、出産後はキャリアチェンジして職場へカンバックする可能性も高くなります。実際に職場でキャリアチェンジすることも少なくはありません。
大学への編入も可能
自分が目指すブライダル企業の採用条件が「大卒」だからと言って、すぐにあきらめることはありません。通っている専門学校から4年制大学への編入することも可能です。
ただし、どの専門学校からも編入できるわけではありません。「専門士」という称号を取得すできる専門学校に通っていることが不可欠です。
また、「専門士」の称号を得るためには、いくつかの条件があります。 例えば、2年制以上の専門学校で、総授業時間数1700時間(62単位)以上学ぶ事が必須などです。
自分が通っている専門学校が、「専門士」を取得するための所定の条件をクリアしている専門学校なのかを確認することが先決です。
専門学校で学ぶデメリット
もちろん、メリットばかりではありません。専門学校で学ぶデメリットもあります。
学費が高い
高額な学費は専門学校の大きなデメリットでが、入試制度や給付制度を利用することで学費を安くすることもできます。
例えば、AO入試や推薦入試、特待生入試などを利用すると、入学金や学費の一部が免除されます。
社会人であれば学費の40%~60%が戻ってくる「専門実践教育訓練給付制度」や「教育訓練支援給付金」を利用することができます。
学習期間が長い、役立たない学習もある
専門学校を卒業するには最短でも1年後となります。
また、ウエディングプランナーだけを目指している方とっては、ブーケの作り方や、カラーコーディネートなどは無駄とも言えます。
しかし、ウエディングプランナーには無駄とも思える学習であっても、ウエディングプランナー以外の職業でブライダル業界に就職することや、異なる業界への就職も可能となるので将来の選択肢は増えます。
もし、ウエディングプランナーの業務だけを短期間で学習したい場合はスクールを選択することも考えられます。
養成スクールからウエディングプランナーへ
社会人や学生を対象とした民間のウエディングプランナースクールも数多くあります。
夜間コースがあるスクールも多く、異業種からウエディングプランナーへ転職を考えている社会人が通学しているケースが多くあります。
スクールで学ぶメリット
短期間で集中的にウエディングプランナーについて学べる他、スクールにもいろいろなメリットがあります。
専門学校の1/3の学費で学べる
学習期間によって学費は異なりますが、専門学校にかかる学費の1/3程度の学費で学ぶことができます。
大学生や社会人の方にも、現実的な将来の夢への投資金額だと言えるでしょう。
短期間で学べる
3ヶ月~半年で集中的にウエディングプランナーの業務を学ぶことができます。
短期間で効率よく学習できるのは忙しい社会人、学生の方にとっては非常に助かります。
会社や学校が終わってから学べる夜間コースも多いので、通学しやすい環境となっています。
ひと通り学べるカリキュラム
「ウエディングプランナーの仕事ってどんなことをするの?」という基礎的な事から、接客やクロージングといった実践的なことまで、スクールであってもひと通り学ぶことができます。
婚礼業者が運営しているスクールでは、現場で活躍しているトップクラスのプランナーが講師を努めることや、結婚式の仕事を体験できる実習や、OJT・インターンシップなども用意されている場合もあります。
スクールで学ぶデメリット
養成スクールで学ぶデメリットは以下のようなものがあります。
基礎的な学習中心になりやすい
学習期間が短いため、ウエディングプランナー業務の基礎的な内容が中心になります。
また、本格的なチャペルやドレスサロンといった実習室は無く、座学中心の授業なので、ドレスやブーケなどのアイテムの説明があっても、実践的な取り扱いを学ぶことは少ないです。
就職のサポートが弱い
就職のサポート体制に関しては、ブライダル企業と生徒とを仲介できないスクールがほとんどです。就職サポートは専門学校と比べると弱いということは否めません。
※法律としてスクールが就職先を紹介することはできません。ただし「有料職業紹介所」として認可されている場合は可能です。
短期大学・4年制大学からウエディングプランナーへ
大手ウエディング業者は大学・短大卒を優先的に採用しているため、大手企業への就職には大卒は欠かせません。
短期大学で学ぶ
ブライダル業界への就職を希望する学生向けに、ブライダルの基礎が学べる学科や講座を開設している短期大学が増えています。
短期大学で学ぶ魅力は、ブライダル業界以外の分野も総合的に学べるということです。たとえば、マーケティングや心理学など、プランナーとしてより幅が広がる学問も学ぶことができます。
ブライダル学科やブライダル講義などがなくても、観光・ホテル・エアラインコースなどではホスピタリティマインドとスキルを学ぶことができますし、挙式や披露宴の知識・マナー・ルールを身につけるための実践的な授業も豊富にあります。
海外でのブライダルをプランニングするには、英語などの語学は重要なスキルになります。
多くの短期大学では、資格や技術習得のサポートにも力を入れており、インターンシップや就職活動も積極的に支援する体制を整えています。
4年制大学で学ぶ
近年では、採用条件に「大学卒」というブライダル企業が多くなってきています。
また、ブライダル業界の海外進出も増えていることから、国際的ビジネスや語学などのさらに専門的な知識を身につけ、ブライダル関係の資格取得するという方法もあります。
ブライダルの実務だけではなく、ビジネス、語学、ホスピタリティ、コミュニケーションについての幅広い技術や知識は、ウエディングプランナーの仕事をするうえで、大きな強みになります。
短大・大学で学ぶメリット
短大や大学で学ぶメリットは以下のようなものがあります。
就職活動で有利になる
地域や企業によってさまざまではありますが、短大卒・4年制大学卒を重視しているブライダル企業は増えてきています。
大手企業では「大学卒」でなければ応募できないケースもあります。
ブライダル以外の専門知識が修得できる
短大・大学には、多種多様な「専攻」や「講義」があります。ビジネス、語学、会計、心理学、マネジメント、観光学など、数え切れないほどあります。
例えば、サービスやマネジメントについて幅広く学ぶことで、プロジェクト・マネジメント力やコミュニケーション能力が鍛えられます。
将来的にリーダーやマネージャーを目指す人は、大学で必要な事を学び、その専門的知識を実践で活かすことができます。
異業種からウエディングプランナーへ
社会人として働いていたけれど、どうしてもウエディングプランナーになりたいと、異業種からジョブチェンジする人も増えてきています。
業界未経験者を採用する企業も多い
「ブライダル業界、未経験でも可!」といったフレーズが多いのがブライダル業界です。なぜなら、求められているのは「社会人経験」であり、電話応対や接客などの基本的な実務ができている人が必要だからです。
特に営業や接客、サービス業の経験がある社会人は、ウエディングプランナーとしての素質を持っている方が多く、ブライダル業界では歓迎される人材です。
ウエディングプランナーが未経験であっても研修制度が充実しており、アシスタントプランナーからスタートして、経験を積んでウエディングプランナーヘとして活躍できるようになっています。
前職の知識や技術を活かせる
最近では、結婚式の演出や企画を考える際にユニークな発想ができる人材を求める企業も少なくありません。
異業種からの転職であっても、前職の職務経験を活かせることがあります。
例えば、前の会社で企画を担当していたり、イベント会社などで演出経験があったり、広報などでPRの経験があったり、様々な職務経験があると思います。その経験やスキルは、ウエディングの業務でも十分に活かせることができます。
アルバイトからウエディングプランナーへ
学校に行かなければウエディングプランナーになれない訳ではありません。
ウエディングプランナーのアルバイトはありませんが、披露宴会場のホールスタッフや、クロークなど接客のアルバイトは数多くあります。
ホールのアルバイトからウエディングプランナーのアシスタントになって、就職するケースもあります。
実際に体験して、仕事を知ることができる
結婚式場のホールスタッフや、クラークのアルバイトはよく募集されていますので、学生やフリーターの方はアルバイトから結婚式の仕事に携わる方法をお薦めします。
結婚式の仕事を実際に体験できて、接客やホスピタリティについても学ぶこともできます。
ウエディングプランナーと仲良くなって、仕事内容をいろいろ聞けたり、職場のいろんな部署のスタッフとの繋がりができて、就職活動のコネクションになる場合もあります。
採用の面接でも体験した仕事をアピールすることができます。
実際にホールスタッフのアルバイトからウエディングプランナーへと就職した方も存在します。
専門学校や大学、スクールなどに通わなくても、結婚式の接客サービスからでもウエディングプランナーになるチャンスはあるのです。
ウエディングプランナーになるためのよくある質問
ウエディングプランナーになりたい人から多く相談される質問集です。
結婚式について何も知らないのですが、大丈夫ですか?
まったく問題ありません。入社後に研修があります。
結婚式のサービスは婚礼施設によってさまざまです。ですから経験者をあえて採用しない企業もあります。
前職の考えに固まっていない人、素直で柔軟な人を求める企業は多くあります。
異業種からの転職は、営業、接客業、サービス業からの転職が有利になります。
主婦からもウエディングプランナーになれますか?
なれます。主婦からウエディングプランナーになられた方は多く存在します。
婚礼施設には1人~3人は主婦からウエディングプランナーになった方が在籍しています。
採用条件は年齢や家庭環境によって異なりますが、採用されやすい一例としては、年齢は30歳まで、子育てが落ち着きそうな方(幼稚園・小学生など)は、これから寿退社するプランナーと比べて、これから長く勤務できるので、逆に求められる人材です。
主婦のウエディングプランナーは、育児や家庭の相談もできるので、おめでた婚の花嫁からは頼りがいがあり、安心感のある存在となります。
前職はショップの販売業務だったのですが。
大丈夫です。営業や接客、サービス業の経験者は歓迎されます。
不安があればウエディングプランナーのスクールに3ヶ月~半年ほど通学して、ウエディング業務の基礎を学んでから転職するのがお薦めです。
大学卒業後でも大丈夫ですか?遅すぎませんか?
全く問題ありません。大卒を重視するブライダル企業も増えてきています。
書類選考、面接対策として、学生時代に接客やサービス業のアルバイトを経験することをお薦めいたします。
ウエディングプランナー資格・試験
ウエディングプランナーになるための必須の資格、スキルアップのための資格
近日、試験の資格・認定
資格試験のお申し込みはお早めに!
- 近日、試験の資格はありません