ウエディングのお仕事

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ブライダル業界の基本

リゾートウエディング

北海道、沖縄、軽井沢、那須などの国内のリゾート地で行う結婚式をリゾートウエディングといいます。

リゾート地の上品な雰囲気は新郎新婦、ゲストにも喜ばれ、結婚式後には新婚旅行も兼ねてそのまま数日宿泊できるなど、リゾート地ならではのサービスで人気となりました。

リゾートウエディングの流行から過渡期

国内リゾートウエディングが注目され始めたのは1980年代の軽井沢からです。

当初は、森や緑に囲まれた結婚式場に憧れるロマンティックな新郎新婦や、ご両親、ご友人だけの少人数、または二人だけのアットホームな結婚式を挙げる新郎新婦には軽井沢は密かに人気のエリアでした。

80年代半ばから軽井沢での結婚式が徐々に注目されていき、80年代後半のバブル経済により高級リゾート地を代表する軽井沢での結婚は、ひとつのステイタスとして人気の結婚式エリアとなります。

都心の結婚式場では天井からゴンドラで登場する演出や、巨大なウエディングケーキなどの「派手婚」ブームが起こんっており、軽井沢でも白馬の馬車で送迎する過剰な演出や、元々結婚式場が多かったことから人気の結婚式エリアとなります。

しかし、バブル崩壊で結婚式にはお金をかけない「地味婚」がブームとなります。

さらに海外でのウエディングが手軽におこなえるサービスに注目が集まり、国内リゾートよりは海外ウエディングへと消費者の流行が移り変わり、軽井沢でのリゾートウエディング ブームは一旦終焉を迎えます。

リゾートウエディングの再ブーム

2001年のアメリカ同時多発テロ事件から、海外渡航を敬遠する新郎新婦、ゲストが増え、再び国内のリゾート地での結婚式が注目されます。今度は沖縄からリゾートウエディングのブームが起こります。

当時、NHK-TVドラマ「ちゅらさん」で沖縄旅行が大人気となっており、美しいビーチがある沖縄は新しいリゾートウエディングのエリアとして注目されます。
さらに沖縄は官民一体となってウエディング事業に取り組んだことから新しい婚礼施設が次々とオープンし、沖縄でのリゾートウエディングの人気は一気に高まりました。

この沖縄のウエディング人気に続き、北海道、軽井沢、栃木県の那須、箱根などの国内リゾート地でも新しい婚礼施設のオープンや、既存の結婚式場のリニューアルなどが続き人気のエリアとなっていきます。

リゾートウエディングの多様化へ

リゾートウエディングの再ブームには「アットホーム」や「結婚式を家族や友人ともっとゆっくり楽しみたい」といったニーズの高まりも要因しています。

都心では、都心でもリゾートウエディングを体験できる外観・内装へとリニューアルしたアーバン型のリゾートウエディングが誕生します。

「一日一組だけ」「完全貸切り」など、リゾートウエディングならではのサービスを提供しており、リゾートウエディングも多様化が進んでいます。

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