ウエディングのお仕事

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ブライダル業界の基本

ホテル ウエディング

日本でホテルウエディングの基礎を作ったのは、明治20年(1887年)に開業した帝国ホテルといわれています。明治時代には、西洋文化に憧れを持った上流階級の人々がホテルや料亭で結婚式を行うようになりました。

ホテルウエディングは時代の最先端をいく結婚式としてもてはやされましたが、費用がかかるため、一般の人々にはなかなか手が届くものではありませんでした。

ホテルウエディングの流行・絶頂期へ

ホテルでの結婚式が一般に広まっていったのは戦後で、1960年代(昭和40年代)にはホテルウエディングはポピュラーな結婚式として受け入れられるようになりました。

1980年代後半のバブル時代はホテルウエディングの絶頂期と言っていいでしょう。
ゲスト人数が400人、600人といった大人数が入る披露宴会場、大人数の料理をサーブできる調理場、宿泊のサービスなどはホテルだから提供できる結婚式でした。

ホテルウエディングの過渡期

バブルが弾けると結婚式のスタイルも大きく変わりました。結婚式にお金をかける「派手婚」から、結婚式にお金をかけない「地味婚」へと流行が変更。

90年代前半にはレストランで結婚式がおこなえる「レストランウエディング」が登場します。挙式料もリーズナブルで美味しい婚礼料理を提供できるため、結婚式のサービスとして人気となります。

経営の立て直しと、設備の改善が遅れたホテルウエディングに、さらに低価格でオリジナリティ溢れる結婚式ができる「ハウスウエディング」サービスが誕生し、2000年頃から一気に全国規模へと流行します。

ホテルウエディングの復活

90年代半ば~2000年代に流行したレストランウエディング、ハウスウエディングですが、急速に流行したためスタッフの育成問題や、腕のいいシェフの確保が難しくなっていました。

さらに「サービスの質」を問われる時代になり、サービスについて多くのノウ・ハウがあるホテルは「ホスピタリティ」という言葉をキーワードに、時代に合わせた披露宴会場や、チャペルなどの施設・設備を改善。上質なサービスと時代に合わせた会場設備で再び注目されるようになりました。

「晩婚」もホテルウエディングの追い風となりました。
年齢層が高い新郎新婦は、落ち着いた雰囲気とサービスの良いホテルウエディングを好む傾向があります。

また、年齢層が高い新郎新婦の結婚式はゲスト人数は少なくても挙式単価は高いため、ハイクラスの新郎新婦をターゲットとしたホテルウエディングや、外資系の高級ホテルの誕生で、再びホテルウエディングが注目を集めています。

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