リンパドレナージュ
リンパもしくはリンパ液と呼ばれる液体は、血液のように心臓のポンプ機能を使って身体を巡回するのではなく、液体が流れるリンパ管の働きによって、ゆっくりと身体の中を流れています。
リンバドレナージュは、元々はフランス人によって開発された治療目的の手技療法でした。その後ヨーロッパやアメリカを中心に発展、医療機関など医療の現場でも、用いられるようになり、現在では医療行為として確立されています。
全身をめぐるリンパの流れに沿って、力を入れずにゆっくりと、そしてリズミカルに皮膚表面を押すことで、体内の老廃物の排出を促し、疲労回復・免疫機能といった人間が本来持つ自己治癒能力の向上を目的としています。
エステサロンでは、顔や背中、身体全体ににリンバドレナージュを施します。脚先や指先などの末端から押し上げるようにして、気持ち良い程度のタッチでリンパ節に向かってトリートメントをします。
リンパの流れが滞っている部分は痛みを感じることもありますが、その場合は少しずつ流していきます。
むくみや冷え性の他、交感神経の鎮静作用、皮膚のたるみ解消作用などが期待できます。