ウエディングプランナーの１日は結婚式がある土日と、通常業務の平日とで、大きく異なります。
また、ホテル、結婚式場、プロデュース会社など、職場によっても変わってきます。

紹介するウエディングプランナーの１日は、職場によって多少違いますが一般的なウエディングプランナーの業務になります。

ウエディングプランナーの1日 平日編

午前中の仕事

9時 / 出勤、朝礼

掃除や朝礼。メールのチェック。

9時30分 / ミーティング

本日のスケジュールを確認。
ドレスやフラワーなどの担当スタッフと確認、話し合い。
他のスタッフへの確認や、申し送りなど。

具体的には、18時に花嫁が衣装合わせに来る場合、ドレススタッフと花嫁の希望や挙式内容について確認、話し合って、花嫁の衣装合わせにスムーズに対応できるようにしておきます。

10時 / デスクワーク

担当している新郎新婦からの質問メールに返答。電話での対応。
打ち合わせなどのスケジュール調整。
資料の送付や、ウエディングプランの企画書類作成など。

11時 / お客様と打ち合わせ

担当しているお客様との打ち合わせ。
結婚式の内容による打ち合わせや、ブーケやウエディングドレスなどのアイテムに関する打ち合わせもあります。内容によっては専門スタッフに任せることもあります。

午後からの仕事

13時 / お昼休み、休憩

勤務先が街中にあれば、近くの飲食店でランチを食べます。ランチが提供されるホテル、婚礼施設も稀にですがあります。

職場が郊外にある場合は、飲食店は限られているので、お弁当持参の方も少なくありません。
ゆっくりランチを楽しむことはあまりありません。

休憩はところどころあります。外でタバコ休憩したり、待合室などの目立たないスペースで休憩したりしています。

14時 / 新規のお客様の対応

新規お客様の接客。
来館の予約無しに来られるお客様はあまりいません。

新規のお客様への接客の場合は、会場の案内や、ドレス、アイテムの紹介、試食（ワンプレート）などが行われるので1時間～2時間ほどかかります。

16時 / スタッフとの打ち合わせ

ウエディングドレスやフラワースタッフなど、結婚式に関わる職種の方との打ち合わせをします。

担当する挙式が間近の場合は、担当スタッフ全員が集まって挙式内容を入念に確認し合います。

夕方からの仕事

17時 / デスクワーク

結婚式の進行表、書類の作成、データの入力、お客様へメールの返信。
引き出物やギフト、司会者の手配。

ウエディングプランナーは、データの入力、書類の作成が非常に多いです。

18時 / お客様との打ち合わせ

担当しているお客様と打ち合わせ。
会社に努めている新郎・新婦の場合は、夕方からの打ち合わせも多くなります。

新規のお客様でも会社帰りに見学に来館するケースも少なくありません。

20時 / デスクワーク

上司への報告書、メールの返信。書類の作成、データの入力など。

20時30分 / 退勤

お疲れ様でした。
他のウエディングプランナーやマネージャー、婚礼スタッフなど、まだガンバって働いている方もいます。

平日のウエディングプランナー業務の特徴

平日のウエディングプランナーの１日は、接客（営業）とデスクワークがほとんどです。
提携先の企業・ホテル、ブライダルカウンターへの営業なども時々あります。

1日の中でも接客が業務の大半で、接客と打ち合わせの間にデスクワークを行うといった感じです。

デスクワークといっても、上司や専門スタッフに書類を届けたり、確認に行くことも多く頻繁に席を立ちます。その為、事務所（スタッフルーム）の出入りは慌ただしいです。

慌ただしい雰囲気ですが、休憩する時間もありますし、力仕事はありません。
新郎新婦のライフスタイルに合わせる必要もあるので、夜からの打ち合わせなどもありますので、拘束時間が長くなる傾向にあります。繁忙期には接客が重なり終電で帰宅することもあります。

ウエディングプランナーの１日 結婚式編

10時からチャペルで行われる結婚式でのウエディングプランナーの1日をご紹介します。

挙式の準備

8時 / 出社

結婚式の当日は早めに出社。
新郎新婦をお迎えする準備や、会場を最終チェック。担当スタッフの確認をします。

担当する結婚式の2時間前に出社します。

8時30分 / 新郎新婦のお出迎え

新郎新婦をお出迎えします。
新婦の身支度に時間が掛かるため、新婦だけが先に到着することもあります。
新郎新婦と挙式について軽く話しながら、新郎新婦の緊張をほぐしてあげます。

8時40分 / 着付け・メイク

アテンダーが新郎新婦をブライズルームに案内して、衣装の着替え、メイク・ヘアメイクを担当スタッフがおこないます。

8時40分 / スタッフとミーティング

新郎新婦が身支度の準備をしている間に、スタッフ全員でミーティングをします。
司会者と当日の進行について最終的な打ち合わせをします。

その後、会場の最終チェックをします。装花、音響、ウエディングケーキ、祝電など本番までに全てのチェックを終わらせます。

9時30分 / 挙式リハーサル

新郎新婦、ご両親を交えて挙式の最終リハーサルをおこないます。
牧師（神父）が挨拶して、リハーサルに加わる式場もあります。

結婚式の前半 挙式のスタート

10時 / 挙式スタート

結婚式の前半となる挙式が始まります。
挙式の進行は司式者（牧師・神父など）がおこないます。花嫁花婿のサポートはアテンダーが担当します。

ウエディングプランナーは挙式の進行を見守りながら、挙式後のフラワーシャワーの準備などをします。

10時40分 / 挙式の終了、写真撮影

挙式が終わると新郎新婦、親族のみで集合写真を撮影します。
親族の集合写真は挙式前に行われるケースもあります。

10時50分 / フラワーシャワー、ブーケトス、写真撮影

チャペルから出てきた新郎新婦をゲストがフラワーシャワーで祝福します。
ブーケトスやバルーンリリースなどをおこない、今度はゲストも含めて全員で集合写真を撮影します。

11時 / 披露宴会場への案内

新郎新婦を一旦、ブライズルームへご案内します。
新郎新婦のメイクやヘアスタイルのお直し、またはチェンジをおこないます。衣装チェンジする新郎新婦もいます。ここはできるだけスピーディーに進めます。

ご両親、親族は親族の控室へ案内します。ゲストは披露宴会場へ案内します。

結婚式の後半 披露宴スタート

11時15分 / 披露宴スタート

結婚式の後半となる披露宴が開始されます。披露宴の進行は司会者が担当します。
ウエディングプランナーは遠くからトラブルが無いか、タイムスケジュール通りに進んでいるかを見守ります。

ケーキ入刀やお色直しなど、イベントごとにタイミングを見て、必要であれば司会者や演出スタッフ、ホールリーダーに指示をします。

13時 / 披露宴の終了

披露宴が無事に終了し、ゲストを誘導します。
新郎新婦、ご両親に挨拶に伺います。

13時30分 / 新郎新婦のお見送り

新郎新婦をお見送りして、担当していた挙式が終わります。
スタッフの皆さんお疲れ様でした。

14時 / 昼食、休憩

昼食を食べて、午後から夕方の業務に備えます。

午後から夕方の業務

15時 / 打ち合わせ、または接客

担当している新郎新婦と結婚式の打ち合わせや、新規お客様の接客をおこないます。
土日・祝日は一般の方は休日のため、見学や打ち合わせのために多くの方が来館されます。

また、午前中や挙式と挙式の合間にブライダルフェアをおこなうこともあります。

18時 / デスクワーク

書類、報告書の作成やメールの返信、データ入力などをおこないます。
手配、発注の作業、スタッフの打ち合わせなどをおこないます。
本日挙式を挙げた新郎新婦に手紙を書きます。

20時 / 退社

1日の業務が終わりました。お疲れ様でした。

土日・祝日のウエディングプランナー業務の特徴

一般の方は土日・祝日は休日となるため結婚式が行われたり、ブライダルフェア・見学に訪れる方、打ち合わせに来館する方も多く、接客するサロンはお客様で満員になります。

土日・祝日は、結婚式のゲストのお客様、見学・打ち合わせに訪れるお客様で、非常に忙しくなります。

担当する新郎新婦の結婚式がおこなわれる時、ウエディングプランナーは実はそれほど忙しくはありません。
新郎新婦のお世話はアテンダーがおこないますし、披露宴の進行は司会者がおこないます。演出は演出スタッフがおこない、料理のサーブはホールリーダーが指示します。

ウエディングプランナーは所々で新郎新婦を気遣い、挙式、披露宴に問題がなく、タイムスケジュールどおりに進行しているかを見守る監督役となります。

ただし、トラブルが発生した場合はウエディングプランナーが責任者となって的確な指示や対応をおこない、担当責任者として謝罪することもあります。

土日・祝日も休める職場が増えている

ブライダル業務に関わるスタッフは土日祝日の出勤が当たり前になっていますが、業務やシフトを調整して月に何度かは土日・祝日も休める職場が増えてきています。

挙式に立ち会わないウエディングプランナー

ウエディングプランナーが挙式に立ち会わない職場も稀にですがあります。
文字通り、結婚式のプランニングだけをおこない、挙式当日の進行は別の担当者がおこないます。
こういった職場の場合は、土日・祝日の早朝出勤はありませんし、土日・祝日も休めるケースが多くあります。